エンゾウ先生のドラッグレスセックスを買ってきました~!
楽しみすぎて帰ってきてから速攻読んだよ。エンゾウ先生、お名前はもちろん存じ上げていたのですが、作品を読んだのは実はこれが初めてです。


書店で発見したのが今月で、BLコーナーによく掲示されてるランキングで、「ドラッグレスセックス」の文字があったんです。気になって表紙とかあらすじみても好みど真ん中でした。大量に置いてあるのを見た時、自分でも、あ、これ私が絶対好きそうなアレだわ、と。
なんていえばいいのこういうの?こういうBLをなんていえばいいの・・・こういうえぐみがあるっていうか。ああーわからない。私のミジンコくらいしかない語彙からは捻り出せない。

では内容の感想を。
ドラッグレスセックスという作品の中で中心となってるのはその名も「フェロモン症」という病気なんですね。この設定からなんだか惹かれるものがありますよね。
いろんなCPがそれぞれフェロモン症に影響されて行ってっていう話の展開なんだけど、オメガバースと違うのは、この「フェロモン症」というのに罹患していると、自分に好意を持っている相手が自分のフェロモンに誘惑されちゃうという優れもの設定。しかも相手が自分のことを好きであれば好きであるほど、フェロモンを強く感じちゃうという。。オメガバースはそういう精神的なものが全然影響しないので、まあかなり違う。

全部でCPは数えてみたところ5つも!一冊の中に5CPもいるよ!
リバCPもありました。私基本BLに関して地雷というものがないので、リバとかも普通にいけちゃう派(なんの自慢)
BLとかの関係性で一番最強&最高なのってリバだと常々思っている。どちらにも回れるしその攻め受けにこだわらない姿勢。それを読者に何の違和感も抱かせずうまく描ける作家さんって本当にすごくない!??つまりエンゾウ先生すげえなって思いました。もちろん攻め受けがしっかり分かれてるものもすごかった。

私が一番好きだったのは「好きにしたいよ」っていう題の話です。
なかなかぶっ飛んでて。お互いに気持ちが重すぎて、でも誰も不幸にならず相思相愛で微笑ましい?といったら少し言葉が違うような気がするのですが、すごくよかったです。片方が重いように見えても実はもう片方もかなり重いよ、みたいな関係性はベタだけど大好きなんだよ~~もっとやって!
精神的重みを記号で表すとこんな感じ↓
攻め→→→→→(←←←←←)受け
逆でもめちゃくちゃ美味いし、()に入ってる気持ちが(←←←←←←←←←←←←)みたいに度を超えて激重すぎるのも大変に美味。少し話が逸れましたが、ドラッグレスセックスすっごく楽しめる作品でした。買ってよかったって思える作品でした。私はもうすっかりエンゾウ先生の虜。